iPad Proトラックパッド付キーボード　Folio Touch レビュー＆Slim Forio Proと比較しました!!

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※この記事は2021年4月3日に更新しました。

僕はiPad proのケースをSlim Folio Proを使っていたのですが、iPadでのウェブブラウジングの機会が増え、細かい画面操作をしたくなった為タッチパッド付きキーボード(Folio Touch Keyboard)のに乗り換えをしてみました。

Folio Touch Keyboardって何？

まず、Folio Touch Keyboardって何なのって話なのでとりあえずリンクを貼っときました。Logicool製のiPad pro専用(1,2世代対応)のタッチパッド・キーボード付きカバーです。アップルストアでしか買えない品で、Logicoolのサイトにも表示されていない謎品です。当然Amazonでも売っておらず、わざわざアップルストアまで行って買いに行きました。めんどくさかったです。
追記：最近、電気屋で売ってるのを見かけるようになりました。お買い求めやすくなったようです。

タッチパッドレスのSlim Folio Proと比べてどうなの？

タッチパッドがないSlim Folio Proと比べてどうなのか見ていきたいと思います。

Slim Folio Proって何なの？

まずはSlim Folio Proが何なのかという話です。
Logicoolから発売されているキーボード付きiPad pro第1世代専用ケースです。Bluetooth接続でUSB-Cで充電する方式です。外観など詳しくは後述の比較のところで記載します。

開封とレビュー

まずは開封!!
結構しっかりとしたハードケースに入っています。

中に入っているのはカバー本体・説明書・保証書。
カバー本体はiPad Pro1世代目・2世代目両方対応したカメラ用の穴が開いています

中はこんな感じ。
Smart Connector経由でiPadから給電のためバッテリー不要。iPad本体から給電するためかiPadの充電の減りが気持ち早い気がします。

横から見た状態はこんな感じ。ApplePencilも保持でき、キーボード部分を折り返してスタンドを右画像のようにかなり寝そべった状態まで曲げることができます。

Logicool公式アプリのLogicool Controlでキーボードの各種設定ができると説明書に書いてありましたが、’20/8時点では最新のデバイスがインストールされているかどうか程度しか分からないアプリで各種設定はできませんでした。現時点ではインストールする価値はないかもしれません。
トラックパッドの設定は設定アプリからできます。下の画像以外の細かい設定はできないようです。

 Slim Folio Proとの比較

Slim Folio Pro→Folio Touchの順で写真を並べていきます。

キーボード配列

Slim Folio proはBluetooth接続の充電式のためBluetoothボタンや充電確認ボタンがありましたが、Folio TouchはSmart Connector接続のため上記のボタンは廃止されて代わりに画面明るさ変更ボタンが配置されています。その他配列は同じです。左右の方向キー以外はキーのサイズも大差ないように感じます。

質感

キーの質感は両方とも塗装樹脂となっており、色は違いますが表面のサラサラとした感じは同じに感じます。(ツルツルというよりサラサラ・スベスベ？といった感じ。)　形状としてはFolio Touchの方がRが小さくシャープに感じます。打鍵感はSlim Folio Proの方がストロークが長く、より押し込まないといけない感じですが、多少の違いであり両方ともキーボードとしては短いストロークで打鍵できるタイプです。打鍵の荷重は同じくらいに感じました。両者とも打鍵時の引っ掛かりはなくスムーズに打てますが、短ストロークなぶんキーを強くたたく人には向かないかもしれません。

キー以外の内外装はSlim Folio Proは外装がラバー調ゴムで内装が樹脂(材着)ですがFolio touchは内外両方ファブリック調です。ファブリック調ですが水をはじく材質のようです。ちなみにタッチパッドはツルツルですが、ザ・樹脂って感じの質感で、Surface Proのタイプカバーのタッチパッドと質感が似ています。

iPadの保護部分ですが、Slim Folio touchは四隅を保護する形状ですがFolio Touchは全周保護する形状になっております。全周保護の背反としてはUSB-Cコネクタが奥まってしまうため、特殊な形状をしたアダプタは接続できなくなります。(純正や純正に近い形状のUSB-Cコネクタは問題なく入ります。)　
おそらくSmart Connectorが接続不良で切れないようにホールドする思想で全周保護形状になっているのではないかと思います。そのため、アダプタ挿入のために側面を切除するとSmart Connectorの接続不良が多発するのではないかと予想されますのでお勧めはできません。

保護部分の材料は両方とも側面はゴム、床面は樹脂で同じような材料だと思います。ただし、Folio touchの方がゴムのシボが深くざらざらとした感じです。

ここからはただの勘ですが、なんとなくこのゴムは環境劣化に強くない気がします。加水分解しそう。(ベタつきそう。)　まぁ、一般論としてゴム・樹脂は高温や日光に対して永久に耐えられないので当たり前ですが…。とはいえ結構高かったので普通に使ってる分には大丈夫な材料を使っていると信じています。

サイズ

サイズ感としてはタッチパッドがない分Slim Folio Proの方がコンパクトです。画面の角度を同じに設定すると120cm程度Slim Folio Proの方が短いです。
また、Folio Touchは無段階調整可能のキックスタンドタイプすので角度をつけるほど裏面側のスペースを喰っていきます。Slim Folio Proは角度調整不可ですがコンパクトなので、機能をとった分サイズが大きくなったといったところでしょうか。この良し悪しは好みによるかなと思います。細かいですがキックスタンドになった分、膝に置いて操作はやりずらくなりました。

買ってよかったか？

サイズ・質感に違いはあれど、角度調整やトラックパッドの機能が追加されたため総合して最初のイラストでの比較内容も含めて僕としては買ってよかったかなと思います。本文には物理的なレビューしか書きませんでしたがトラックパッドがあった方が、iPadでのブラウジングが相当楽になるのでトラックパッドはあった方がいいかなと思う、というところで今回のまとめといたします。

最後に：そもそも何で純正カバーじゃないの？

そもそも純正カバーの方がよくない？と思われると思いますが、
純正にしなかった理由は2つあります。

1.側面保護がない

純正カバーは厚みが薄くおしゃれに見えますが、側面をカバーしておりません。iPad Pro購入当初は純正カバーを使っていました。ですが、購入2週間後に落としてしまい側面が凹んでしまい心も凹んだ経験から側面保護がないケースは使わないと決めました。

2.画面調整角度領域が狭い

純正のタッチパッド付カバーはiPadが空中に浮くようなスタイルでおしゃれに見えますが画面が角度が立っており、かつ寝かせる側に調整がききません。
実際にお店で実物を見ましたが、一番寝かせた状態でApplePencilを使おうとすると、壁に向かって字を書くレベルで書きづらくイラストなんて描けたもんじゃありません。
タイピングのみの仕様であれば問題ありませんがiPadで絵を描きたいならやめた方がいいかと思います。

余談ですが、この構造ではiPadを支える重心・キーボード打鍵時に手がiPadに干渉する問題・カバーサイズの観点から、おそらくこれ以上iPadを寝かせたものを作ることは望めないと思われます。