iPadでドット絵を描きたい!!iPadドット絵ツール唯一無二のPixakiって買う価値あったの?レビュー
今までGraphicsgailでドット絵を作成していたのですが、iPad proを購入したことや、ブログを始めたことでiPadの中で記事作成を完結できないかという願望からiPadのドット絵アプリを漁っていたらPixakiに出会ったので使ってみた感想を記述してきます。
Pixakiって?
PixakiはiPadでドット絵を描くアプリになります。
フルカラー且つ透明色対応、Gifアニメ作成ができ、Photoshop形式のファイルも作成できる代物です。機能がそれなりにあるためか値段は3,060円となっています。アプリの中では値段が高い方なのではないかなと思います。とはいえ、これが高いかどうかは各々の判断によりますが、判断材料として2週間無料で使える体験版がありますので体験版を実際に触ってみて3,060円に見合うか判断ができると思います。
いくつかのiPadのドット絵ツールを使ってみましたが、一番違和感なく、使いやすい…というよりiPadの中でこれしかまともに使えそうなのがないという感じです。
→Pixaki 2週間体験版 (体験版は消え去りました)
ちなみに使ってみた時の動画がこれ↓
実際に触ってみた
アプリを立ち上げるとサンプル絵が3つ入っています。
それぞれ中身を見るとGifアニメや画像取り込みなどができることがすぐにかわかると思います。
まずは+ボタンでキャンパスを新規追加して自分のドット絵を描き始めましょう。
キャンパス画面
キャンパス画面の構成は下記の通り。
画面構成
・各種設定
・レイヤーエリア
・パレットエリア
・キャンパス
・アニメーションフレーム
・各種ツール
※勝手に命名しています
各種設定
描いたドット絵を100%表示して全体を確認したり、サイドバー・アンダーバーの表示・非表示の切替、キャンパスサイズの変更、グリッド表示、ファイル出力、色の変更ができます。
色はRGB、HSB、16進コード入力で選択でき、インターフェイスは一般的なお絵かきツールと同じよな感覚で使えます。
レイヤーエリア
レイヤーの作成・設定をします。通常レイヤーやiPad上の写真の読み込んでレイヤーとして作成することができます。また、透明度の設定やレイヤーの複製も行えます。
パレットエリア
作成した色を[+]ボタンで登録することで自分のパレットを作成することができます。デフォルトでもいくつかサンプルパレットが登録されていますが控えめに言って使い物になりません。
また、パレットの保存・読み込みができ、読み込みの際は拡張子が同じであれば別ツールで作ったパレットファイルも読み込むことができます。
キャンパス
実際にドット絵を描く場所になります。ここは普通のお絵かきツールと同じように絵を描くことができます。
アニメーションフレーム
Gifアニメ作成用にフレームの追加ができます。
前後フレームを今のフレームに半透明で表示でき、前フレームのみ・後フレームみの表示するように切り替えもできます。
アニメーション中に再生されるフレームの表示長さを×2倍、×3倍と変更することができますが、フレームレートそのものをいじることはできません。
フレームレートそのものがいじれないのは使いづらいですがその他の点においてはアニメーションを作るには不便がないのいかなと思います。
各種ツール
一般的な鉛筆、消しゴム、選択、バケツ、塗りつぶし、スポイトツールがあります。また、当たり前ですが、ブラシサイズ変更やリドゥ・アンドゥもあります。これらツールの表示位置は左右入れ替えることができ、利き手にかかわらず使うことができます。
出力について
出力の際はPixaki専用形式や、Png、Gifなど様々な形式で保存でき、Photoshop形式でも保存することができます。OneDriveなどでPCに送るかiPad上のPhotoshopでも編集することができます。
出力の際はサイズ調整できます。
不満点
中間色が作りづらい
これが一番にして致命的な不満です。
ドット絵といえば中間色が必須と思っているのですが、このパレットは中間色を作るツールがないため自分で作成しないといけません。使ってみると分かるのですが、元色の数値をメモっていないと中間色がうまく作れません。ここまで中間色が作りづらいというか、中間色を作ることが想定されていないとなるとはっきり言ってドット絵ツールとして欠陥レベルだと感じています。ドット絵を舐めてんのかってレベルです。
そもそも色の変更がしづらいことが原因かと思います。他のお絵かきツールの様に選択色以外にも色をストックできれば多少楽になるのですが、一色しか選択できず毎回スポイトないしは色を選択し直さなければならないので面倒です。
毎回中間色を作るためにスポイトで色を吸い上げて画面右上をタップして数値を確認する作業は無駄作業以外の何物でもありません。
フレームレートをいじれない
僕はあまりアニメを作らないのですが、フレームレートを2倍、3倍としかいじれず細かいフレームレートを調整できないのは作り手として不便に思います。細かくウェイト時間を操作したいものです。
値段が高い
個人の感想ですが、iPadで手軽にドット絵を描けるといっても正直このレベルのアプリであれば出せて1,280円程度。いろいろな形式で出力できたり、アニメーション作成機能がそれなりに充実してるといっても、iPadアプリ買い切り値段として3,060円は高く、その値段に達するほど機能・使いやすさは充実していないと思います。傲慢すぎ。
(とはいえ僕は買ってしまいましたが。。。)
結局こうなる
Graphicsgailを使っている身としてはiPadでドットが描けるのは嬉しいが、モバイルでドット絵を描きたいのであれば正直YogaBook等のWindows小型モバイルPCでGraphicsgailを導入して描いた方が良いと思います。無料だし。
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